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2017年05月

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鞭(ベン)


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前回、「鞭(むち)」の項で、ムチは実戦ではあまり用いられなかったということを書きました。

しかし、古代の中国を舞台にした軍記物「三国志演義」や「水滸伝」なんかを読んでいると、戦場で「鞭」を用いて戦う武将が何人も出てきます。

「三国志」であれば、呉の黄蓋、魏の文鴦など、「水滸伝」であれば双鞭の呼延灼が有名です。

中国では戦場で鞭を使って戦う武将もいたのか、ということですが、中国でいう「鞭」というのは、我々が「鞭」といってすぐ思い浮かべるひも状のものとはいささか違うようです。

まず、中国の「鞭」は日本語で読むときは「ムチ」ではなく「ベン」と読みます。

そして、「硬鞭(こうべん)」と「軟鞭(なんべん)」があります。

「硬鞭」は棒状の打撃武器です。竹や鉄のものがあり、しなりはありません。


IMG_4730.jpg

例えば、水滸伝の呼延灼が使用したのは、銅製の硬鞭でした。





ま、呼延灼さん(おじいさん)の笑けるほどの強さは置いといて、動画中で使っているのが「硬鞭」でして、日本で思う「鞭(ムチ)」を思い浮かべると全く違うことがわかります。

本体に節くれのようなものがついてるのは打撃の威力を上げるためのようです。

ただ、槍とか矛とかにくらべると戦場での有効性は落ちるようで、用いる者はそれほど多くなかったとのことです。

ドラマではなく、実際の武術で「硬鞭」を使っている動画も探してみたのですが見つけることはできませんでした。

現代にはあまり伝わっていないのかもしれません。

一方、「軟鞭」は短い鉄の棒を輪でつないだものが主流で、その棒の数というか節の数で「七節鞭」とか「九節鞭」とか言います。

kusetuben.jpg





これは当たったらメチャメチャ痛そうですね。こんなもんぶんぶん振りまわされたら近づくこともままなりません。ただ、なかなか的確にヒットポイントに当てるのは難しそうですね。

bokuyouben.jpg

こちらも軟鞭の一種ですが、これは我々がイメージする鞭ですね。

これは「牧羊鞭」といって、その名の通り、元々牧羊に使われていたものが武器として使われるようになったようです。





かなり振り方がパワフル!





こちらは武術競技でしょうか。アクロバティックな動きが多くてわかりにくいところもありますが、こちらもパワフルな振りですね。あと自分の体に鞭を巻き付けてコントロールするというのは中国武術独特だなあ、と思いました。

ただこの牧羊鞭もいろいろ調べてみたのですが、情報や動画はかなり少なく、メジャーな武器ではなさそうです。

やはり中国においても「鞭」は使い勝手や威力など考えても、あまり有効な武器ではないということかと思います。

しかし実用性以外の部分で、音速を超えるスピード感とか変則的な動き、サディスティック感やアブノーマルなイメージといった部分が非常に魅力的で、今日フィクションの世界で広く用いられている理由であろうと思います。


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