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世界の武器術・剣術!!

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ショーテルとマンベリ

ショーテルは主に17~19世紀のエチオピアで使用された刀剣です。

shotel.jpg
(Source)

実はエチオピアは現存する世界最古の独立国の一つとされ、欧米のアフリカ分割の最中にあっても独立を保った希有な国です。

そのエチオピア帝国で使用されたショーテルは「半円型」あるいは「S字型」に湾曲したかなり特殊な刀身を持っています。

この形状により相手が構えた盾をまわりこんで、直接体に刺突をくわえることが可能になっています。

また両刃のため、逆向きに使えば、普通の剣のような切りつけもできますし、湾曲部に相手の武器や体の一部をひっかけて、バランスを崩すといった使い方もでき、多種多様な攻撃のバリエーションがあります。

特殊な形状のため、普通の剣とは重心が異なり、使いこなすにはかなりの修練が必要ですが、熟練したショーテルの使い手は非常に危険な戦士となります。

エチオピア帝国において、ショーテルは皇帝直属の精鋭部隊の戦士の装備であり、彼らの使いこなすショーテルは歩兵のみならず騎兵に対しても絶大な威力を発揮した、と伝えられています。




Shotel for show and tell ……ほほう~。

やはりうまく盾を回り込んで攻撃を決めることができるようですね。盾が大きいものだと防御されそうですが、これぐらいの盾とか、剣などの武器で防御しようとしたときには、有効に使えそうです。

またかなりいろんな角度から連続した攻撃をされてますので、変則的な形状とあいまって、相当慣れた人じゃないとディフェンスしきれないかもなあ、と思いました。







こちらはショーテルのスパーリングかと思ったのですが「Mambele」とありますので、スーダンで使われた「マンベリ」という武器のようです。この武器はショーテルとかなり似ていますが、ショーテルよりも広刃で、先端に鈎ツメがついている等、いささか複雑な形状になっているようです。しかし、戦い方としてはショーテルとほぼ変わりないのではないかと思います。

このスパーリングを見る限り、様々な角度から連続して繰り出す技がこの武器の魅力かと思います。特に足への攻撃はかなり鋭いものを感じました。まあ、このかたが得意なだけかもしれませんが。ただ、やはり湾曲してる分、間合い的には不利なのか、と思いました。もっと長いものを使えば良いのかとも思いましたが、この特異な形状では、大きすぎると扱いずらいし、振り辛くなってしまうんだろうなあ、と思いました。

そういった欠点も感じつつも、しかしながらこのトリッキーな技の数々は対戦相手にとっては脅威であり、危険だよなあ、と思いました。


<関連書籍>

  エチオピアの歴史



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天道流薙刀術

天道流の始祖は斎藤伝鬼坊勝秀(さいとうでんきぼうかつひで?~1587)です。

■斎藤伝鬼坊勝秀

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伝鬼坊は常陸国井手(茨城県)の生まれ。塚原卜伝のもとで刀槍の術を学びました。大勢の門弟の中で群を抜く腕前でしたが、本人は納得せず、鎌倉鶴ヶ岡八幡宮に百日参篭を行います。そして天正九年十一月二十一日満願の夜、夢の中に捜し求めていた剣の妙技が記された一軸の巻物を天から授かり、妙技を得て一流を興してこれを天流と称し、のちに天道流と称しました。

その後、諸国を巡り修行を重ね、京都ではその剣名が上聞に達し、「一刀三礼」の秘剣を天覧に供したといいます。そして諸国修行を終えて郷里井手に居を構え天流をひろめますが、同地を勢力圏とする真壁闇夜軒氏幹率いる霞流との対立が深まります。

ついに霞流の一番の使い手・桜井霞之助と立ち合うことになった伝鬼坊は一撃で桜井の頭を砕き圧勝。しかし、これを脅威と感じた霞流はなりふり構わず伝鬼坊を仕留めにかかります。

おびき出された伝鬼坊は弓鉄砲の武士10人、長槍の足軽20人に囲まれ猛攻撃にさらされます。その際、相手の射た矢をあざやかに打ち落とす矢切りの術を見せたものの、すべての攻撃を防ぐことはできず矢の雨にさらされた伝鬼坊はあえなく最期をとげることとなります。そのときの矢切りの技を「一文字の乱」といい、いまなお天道流の基本とされています。

伝鬼坊の最期を見届けた弟子の小松一卜斎が伝鬼坊の実子・法玄にこの技を伝え、法玄は二代目を継承し、その流儀は現在まで薙刀、二刀、剣、鎖鎌、小太刀などとして伝承されています。

■その後の天道流

幕末に天道流を学び第14代となった美田村顕教が、明治後期から京都の大日本武徳会本部で天道流薙刀術を指導したため、京都府を中心に天道流薙刀術は広まりました。

また、太平洋戦争末期、空襲が熾烈になったことから、美田村一門は香淳皇后の身辺警護を命じられたといいます。

戦後、美田村顕教より流儀を継承した第15代美田村千代は全日本なぎなた連盟設立に参加し、現代なぎなたとの接点をつくりました。

■特徴

天道流は形試合、即ち形そのものが真剣試合と同じとされています。相手の動きに従い、千変万化、無理なく合理的に薙刀の筋条を正しく押し切り、引き切り、あるいはエグリ突くというものです。腰の開き、組足の力に特徴があります。

また、薙刀を捻りながら突く「乱」という技法も有名です。



薙刀と言えば、長さを生かして大きく振り回していき、文字通り薙ぎ切る印象がありました。

しかし、確かに激しく振り回す場面もありましたが、「突き」とかシンプルな技で決める形が多そうですね。

やはり実戦ではそういった戦いかたになるのかな、と思いました。


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中国四大主兵「棍」

IMG_2482.png

中国武術においては剣、刀、槍、棍が「四大主兵」と呼ばれ、代表的な武器とされています。

棍(こん)は日本でいうところの棒のことで、日本でいう棒術を中国では棍術と呼びます。おもによくしなる白蝋樹(アオダモと近似のトネリコ属)の木などで作られます。真ん中が少し太く先端がやや細い形が一般的です。単純な形ですので、それほど種類があるわけではありませんが、先端に金属の輪っかをつけたものや、刺突に適するよう先端を尖らせたものなどがあります。長さに関しては使用法や使い手の体格に合わせて様々です。

棍は武術のさきがけとされ、また全ての長器械の基本となる動作を含んでいるために「棍を根と為す」という言葉があるくらいです。

戦い方としては長さを利用して打ちおろしたり、なぎ払ったりが中心となります。単純な武器のようで実際には奥の深い技術があります。

特に嵩山少林寺の棍術は有名で「棍の少林寺」と称されました。



競技の棍術。棍の回転がすごいですね。

競技の中国武術ではジャンプして開脚で着地するシーンがよくあるんですが、あれは股間は大丈夫なのかなあ、とふと気になりました。



少林寺の棍術。様々な動きをしていますが、安定感がすばらしいですねえ。



【おすすめ記事】

20160518102401157.jpeg ◆中国四大主兵「槍」
 中国では「百兵の王」と呼ばれ、人気のある兵器。
 競技の槍術、八極槍、形意槍の動画。
 特に「形意大槍」の槍の長大さには驚かされます!
 記事はこちら 

20160518102531fb6.jpeg ◆中国四大主兵「剣」
 中国で最も高度な技術を有していると言われる兵器。
 四大名剣と言われる青萍剣・純陽剣・昆吾剣・八仙剣の動画。
 記事はこちら

20160518102548539.jpeg ◆神道夢想流杖術
 「突けば槍 払えば薙刀 持たば太刀 杖はかくにも 外れざりけり」
 と記される変幻自在の技が魅力。宮本武蔵を破ったとも言われる。
 記事はこちら

20160518102701309.jpeg ◆ジョーゴ・ド・パウ
 ポルトガルの棒術。ポルトガルに侵攻したナポレオン軍に対して、
 ゲリラ兵がこの武術で対抗したといわれます。
 回転しながらの打ちや多人数を相手の戦い方など
 独特で興味深い技が多々あります!記事はこちら



 
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レイピア②スペイン剣術vsイタリア剣術

【関連記事】レイピア①

IMG_2406.png

レイピアは広くヨーロッパで使われた武器ですが、その技術は国によってそれぞれ特色があります。

この動画はスペイン式のレイピア術とイタリア式のレイピア術のデモンストレーションマッチといったところでしょうか。





スペイン剣術については以前も書きましたが、まっすぐ立ち剣もまっすぐ突きだし、円を描く動きで戦います。

イタリア剣術は、ルネッサンス期に隆盛を極めた技術で、幾何学の原理を応用した科学的な技術、という説明を見たのですが、私にはどういう意味なのかピンときません。見たところ、かなり低く構え、そこから素早く前に出て突いていく攻撃的なスタイルでしょうか。フェンシング的な戦い方のように感じます。

序盤~中盤にかけてはスペイン側の無造作にまっすぐ伸ばした剣に対して、イタリア側はかなり攻めづらそうにしています。多少強引に仕掛けていくも、スペイン側の鉄壁の防御から返し技にとられてしまいます。このあたりスペイン剣術の得意パターンでしょうか。

しかし、後半に入って、イタリア側も一直線の強烈な突きを決めました。イタリア剣術はこういった突きが真骨頂ですかね。

双方の戦い方の特色が見てとれます。

また、それぞれのレイピアの鍔の部分も違っていてここも要チェックですね。

IMG_2404 (1) IMG_2404.jpg

イタリア側は左のような感じ。鍔の部分が複雑な装飾になっていますね。

対してスペインは右のタイプ。お椀形のつば。この部分で相手の突きを受けることができます。

スペイン剣術とイタリア剣術それぞれの違いがよくわかるかなり興味深い動画だなあと思いました。


【おすすめ記事】

20160518173535a16.jpeg ◆レイピア
 中世ヨーロッパを代表する剣。
 レイピアのテクニックの動画と片手にダガーを持っての二刀流の動画。
 記事はこちら

20160518173551040.jpeg ◆スペイン剣術
 中世ヨーロッパで最強とも言われた「スペイン剣術」
 レイピアのみならず、ダガーとの二刀流やマントを併用した動画。
 記事はこちら

2016051817360794f.jpeg ◆北辰一刀流
 幕末の志士たちに大きな影響を与えた流派。
 現代剣道に最も近いと言われる理論的な剣。
 記事はこちら

20160518173624b80.jpeg ◆銃剣
 単純でありながら戦場での戦いを大きく変えた武器。
 伝統的なもの、競技的なもの、大戦時のアメリカ、
 近代の中国の銃剣の動画。記事はこちら



 



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琉球古武術②様々な武器

【 関連記事】琉球古武術①

IMG_2396.png

琉球古武術には本土の武器とは違った独特の武器とその技法があります。

■釵(サイ)・棒術



0:00~0:58 釵術 0:59~棒術

釵という漢字は本来「かんざし」の意味で形がかんざしに似ているところからこの字が当てられました。基本的に左右の手に1本ずつ持って使われ、打つ、突く、受ける、引っかける、投げる等の技法が用いられます。

鉤の部分に指をかけてクルリクルリと回転させ、順手・逆手で縦横に攻撃を繰り出せるのはすごいですね。

棒術は本土にもありますが、琉球古武術の棒術は中国の影響を色濃く受けているように感じました。


■ヌンチャク



ブルースリーで有名なヌンチャクですが、もともと沖縄の武具です。ただ、その起源は中国の「双節棍」とも言われています。

派手に振りまわすイメージの強いヌンチャクですが、この動画は堅実な実戦的な技術かと思います。


■トンファー



トンファーは45cmほどの木の棒に垂直の握りがついたものです。基本的には左右1本ずつ持って使用。

手首から肘を覆うようにして持ち、空手の受けの要領で防御、そのまま突き、半回転させて長いほうでの打撃などの技法があります。

操作法は難しく、自在に操るには相当の修練が必要です。


■ティンベー



ティンベーは楯のことで、竹や皮、鉄を使ったものからウミガメの甲羅を使ったものまであり、多種多様です。ローチンと呼ばれる短槍・小刀と合わせて使います。

「るろうに剣心」に登場した宇水がティンベー術の使い手でした。


■ティンベー・櫂(ウェーク)術



0:00~1:30 ティンベーの形 1:35~3:25櫂(ウェーク)の形

3:35~4:44 櫂対棒演武

櫂(ウェーク)は船を漕ぐときに使う櫂です。巌流島の決闘で宮本武蔵が櫂から作った木刀を用いたと言われますが、琉球古武道では櫂を使った技術があるようです。

確かに島国である琉球では舟を漕ぐことは生活の一部だったろうし、櫂がとっさのときの身近な武器として使われたのは必然のように思います。

棒との対戦は激しい打ち合いで迫力ありますねえ。

全体的に中国の影響と日本の影響の両方を受けているのが感じられ独特だなあ、と思いました。

あと、対戦の演武ではほとんど棒を相手にしているのですが、これはなにか歴史的な理由があるのかなあ、と思いました。


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