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世界の武器術・剣術!!

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龍頭大铡刀(りゅうとうだいさつとう)


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初めてこの武器を見たときは

「なんじゃ、こりゃ!!」

と思いましたね。




インパクトありますね~!こんな武器は見たことありません。

それでネットなどで調べたのですが、情報は少ないですねえ。

とりあえず名称は「龍頭大铡刀(りゅうとうだいさつとう)」

全長180~200cm、重さ約2kg。

もともと、農家で飼料の藁を切るための道具「押し切り」から発展したものとのこと。

「押し切り」で検索すると大体このような道具のようです。

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う~む……あまり面影ないような。中国のものと同じなのかどうかわかりませんが。

しかしこの巨体に全体が刃のような構造は独特ですし、これをブンブン振り回すのはすごい迫力がありますね。斬撃・刺突ともに威力はかなりありそうです。





こちらは上の動画に比べるとゆったりとした動きですが、淀みない動きで、これはこれで凄味があります。

いろいろ調べてみたのですが、かなり情報は少なく、いつ頃からある武器なのか?どういったシチュエーションで使われたのか?全くわからずじまいでした。

私的には、この形状は確かに迫力はありますが、持ち運びや携帯方法も含めて、どれくらい実用性があったのか疑問だなあと思います。

農具から発展したということで、農村の人がいざという時のために置いていたのか、あるいはまったくの演武用なのか。

しかしかっこいい武器であることは確かだと思います。



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三節棍



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三節棍(さんせつこん)は中国武術で使われる武器で、長さ50~60cm、太さ4~5cmほどの3本の棒を、紐や鎖、金属の環などで一直線に連結した形状です。先端に鉄環が固定されていることが多いようです。

日本では80年代に公開された映画「少林寺三十六房」や「阿羅漢」で一躍知られるようになりました。映画は結構ヒットして、「少林寺ブーム」のようなものも起こりましたので、少林寺の武器と言えば三節棍をイメージするひとは少なくないかもしれません。

当時少年だった私的にはこれまでのカンフー映画の武器と言えばブルース・リーのヌンチャクのイメージが強かったので(まあ、ヌンチャク自体は琉球武術の武器ですが)、三節棍はヌンチャクをパワーアップした武器という印象を持ちましたね。二本の短棒を鎖でつなげたヌンチャクに対し、より長い棒を三本つなげたということで。

確かにヌンチャク的要素もあるようですが、それだけではない、また違ったタイプの独特の武器のようです。

様々な三節棍の動画を見てみたいと思います。





まずは1人の演武。複雑な動きをスピーディーに演じてらして迫力があります。ちなみに0:30~の三節棍を体の周りで振り回すような動きは、相手を混乱させるとともに回転力を利用して強い打撃を放つためのものとのことです。





こちらは対戦の演武。三節棍vs盾+刀。





三節棍vs槍×2人。どうでもいいんですが、こういった演武の場合1人のほうが勝つのかと思ったのですが、2人の方が勝っちゃうのか~、と思いました。

動画を見る限り、かなりバリエーションに富んだ戦い方ができる武器ですね。

片端の棒を持ってムチのように遠距離から攻撃。

真ん中の棒を持って中間距離でヌンチャクやフレイルのように使う。

両端の棒をそれぞれの手に持って至近距離で双短棒のように使う。その際、真ん中の棒は防御に使う。

これだけ多彩な用法があって、しかも遠・中・近それぞれの間合いに全て対応できる武器というのは、ちょっと他に思いつきません。実に面白いですね。

ただ、そのぶん操作方法はかなり複雑そうです。演武では様々な技を披露されていますが、はたして実戦ではどういった戦い方になるのでしょうか?同じように技を使うことができるのでしょうか?

中国武術の場合、実戦形式の動画はなかなかないのですが、他の国のかたがスパーリングで使っている動画がいくつかあったので見てみたいと思います。





これは演武で見られた華麗な技とはずいぶん違う泥臭い戦い方ですが、しかしかなり危険な戦い方ですね。遠くから不規則な動きで振り回される三節棍にうかつに近づく事ができませんね。最後の短棒のように両手に持って連打してくるのもなかなか強烈です。





こちらは独特な戦い方。右手を通常と逆に握って、接近戦になった時の対応を意識しているようですね。そのため振り回し方も独特になっています。ただ、この感じでも、実際接近を許したとき対応できるかは疑問です。

これらの動画を見て思ったのは、遠くからの振り回しの有効性ですかね。棒の重みや硬さがあるぶんムチより破壊力がありそうですし、振りやすそうです。また、真ん中をガードしても先端の棒が曲がって背中とかに当たってきますし、かなり厄介ですね。しかも振り回しだけなら、技術的な難易度は低そうで、熟練した人でなくても十分危険な攻撃ができそうです。

ただ、いろんな間合いで使える武器と言いましたが、例えば遠間で戦っていて、懐に入ってこられた時にとっさに近距離仕様に切り替えるとかいうのはやはりかなり難しそうに見えます。へたに切り替えようとするとスキができそうですね。

もっとも、スパーリングされてる方はこの武器の専門の方というわけでは無さそうですので、専門のかたならまた違った使い方をされるのかもしれません。

しかし、三節棍と言えば、かなり複雑な動きで相当熟練した方でないと使えないかと思っていましたし、映画などのイメージから見た目先行の武器かと思っていましたが、使い方を絞れば初心者でも意外と有効に扱えるかもしれないと思ったし、さらに熟練したかたが使えば、非常に強力そうで、思った以上に実戦的な武器かもしれないなあ、と思いました。

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鞭(ベン)


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前回、「鞭(むち)」の項で、ムチは実戦ではあまり用いられなかったということを書きました。

しかし、古代の中国を舞台にした軍記物「三国志演義」や「水滸伝」なんかを読んでいると、戦場で「鞭」を用いて戦う武将が何人も出てきます。

「三国志」であれば、呉の黄蓋、魏の文鴦など、「水滸伝」であれば双鞭の呼延灼が有名です。

中国では戦場で鞭を使って戦う武将もいたのか、ということですが、中国でいう「鞭」というのは、我々が「鞭」といってすぐ思い浮かべるひも状のものとはいささか違うようです。

まず、中国の「鞭」は日本語で読むときは「ムチ」ではなく「ベン」と読みます。

そして、「硬鞭(こうべん)」と「軟鞭(なんべん)」があります。

「硬鞭」は棒状の打撃武器です。竹や鉄のものがあり、しなりはありません。


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例えば、水滸伝の呼延灼が使用したのは、銅製の硬鞭でした。





ま、呼延灼さん(おじいさん)の笑けるほどの強さは置いといて、動画中で使っているのが「硬鞭」でして、日本で思う「鞭(ムチ)」を思い浮かべると全く違うことがわかります。

本体に節くれのようなものがついてるのは打撃の威力を上げるためのようです。

ただ、槍とか矛とかにくらべると戦場での有効性は落ちるようで、用いる者はそれほど多くなかったとのことです。

ドラマではなく、実際の武術で「硬鞭」を使っている動画も探してみたのですが見つけることはできませんでした。

現代にはあまり伝わっていないのかもしれません。

一方、「軟鞭」は短い鉄の棒を輪でつないだものが主流で、その棒の数というか節の数で「七節鞭」とか「九節鞭」とか言います。

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これは当たったらメチャメチャ痛そうですね。こんなもんぶんぶん振りまわされたら近づくこともままなりません。ただ、なかなか的確にヒットポイントに当てるのは難しそうですね。

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こちらも軟鞭の一種ですが、これは我々がイメージする鞭ですね。

これは「牧羊鞭」といって、その名の通り、元々牧羊に使われていたものが武器として使われるようになったようです。





かなり振り方がパワフル!





こちらは武術競技でしょうか。アクロバティックな動きが多くてわかりにくいところもありますが、こちらもパワフルな振りですね。あと自分の体に鞭を巻き付けてコントロールするというのは中国武術独特だなあ、と思いました。

ただこの牧羊鞭もいろいろ調べてみたのですが、情報や動画はかなり少なく、メジャーな武器ではなさそうです。

やはり中国においても「鞭」は使い勝手や威力など考えても、あまり有効な武器ではないということかと思います。

しかし実用性以外の部分で、音速を超えるスピード感とか変則的な動き、サディスティック感やアブノーマルなイメージといった部分が非常に魅力的で、今日フィクションの世界で広く用いられている理由であろうと思います。


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苗刀(みょうとう/ミァオタオ)

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長い歴史を持ち、様々な武器や技術を生み出した中国武術の中にあって、一風変わった系譜を持つのが「苗刀(みょうとう/ミァオタオ)」です。

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日本刀そっくりですが、それもそのはず、この武器のルーツはまさに日本刀でして、日本刀が中国で独自に研究され編み出されたのが「苗刀」なのです。

宋代から日本刀は貿易によって中国に伝えられており「倭刀」と呼ばれていましたが、当初はどちらかというと武器としてより美術品としての扱いでした。

中国の人たちが、日本刀の威力を知ったのは明の頃。中国・朝鮮の近海で猛威を奮った日本人中心の海賊「倭寇」によってでした。

このときの倭寇の戦いぶりと日本刀の威力はよっぽど明の兵たちの度胆を抜いたらしく、倭寇と戦った明の武将・戚継光(1528~1587)の驚愕ぶりが資料に残っているので引用します。

"此は倭寇が明に攻めてきた時初めてわかったことである。

彼らは舞うように跳び回り、前方への突進力は光が閃くようで我ら明の兵は気を奪われるばかりだった。

日本人はよく躍動し、一度動き出せば丈あまり、刀の長さは五尺なので、一丈五尺の間合でも攻撃される。

我が兵の剣では近づき難く、槍では遅すぎ、遭遇すればみな両断されて殺される。

これは彼らの武器が鋭利であり、両手で振れる強力で重い刀を自在に用いているためである。"

(戚継光 「紀効新書・長刀解」)


ちょっと圧倒的すぎる気もしますが、倭寇に参加したのは南北朝期~戦国期の戦場で揉まれたバリバリの武士たちがかなりいたとのことなので、相当強かったんだろうとは思います。

そして、倭寇の強さに驚愕した戚継光は彼らの使った刀と戦い方を研究し取り入れ「苗刀」を製造、自軍に配備していきました。

ちなみに戚継光が対倭寇用に開発した武器はほかにもあります。

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「狼筅(ろうせん)」

枝のついたままの竹の先に穂先を着けた武器。普通の槍だと柄の部分を倭寇の刀で切り払われてしまったので、それを防ぐための工夫。重くて扱いにくかったが、一定の成果はあったようです。

さらに戚継光は対倭寇戦で得た陰流剣術の目録を研究し『辛酉刀法』を著し、苗刀とその技術の基礎がまとめられました。

そこから、1621年に程宗猷が『単刀法選』、次いで1644年に呉殳が『単刀図説』を著し、この二書をもとに現在まで伝わる武術としての苗刀の技法が作られたとのことです。

それでは様々な苗刀の動画を見てみたいと思います。





『辛酉刀法』の形でしょうか。苗刀は倭寇が用いた大太刀をモデルにしているらしく、今日の一般的な日本刀より長大ですので、かなり迫力ありますねえ。

この動画を見る限り、日本剣術と中国武術がかなり融合されてる感じがします。

スピンしての斬撃は使えないようで、意外と使えるかも、と思いました。





近年では「苗刀」の名前で防具と竹刀を使った競技が行われているようです。

道具は剣道に似ていますが、戦い方は全く違いますねえ。

ものすごい連打そして乱打!体勢が崩れても、片手でもとにかく打ってますね。





これは剣道の方との異種試合のようです。

剣道の方たちがどれくらいの実力の方かはわかりませんが、苗刀の制約のない自由な撃ち方にかなり面食らってるように見えますね。特に足打ちは剣道にはない攻撃なのでかなりもらってしまっています。

剣道のみしかやってない方だと、この攻撃に対応するのは難しいでしょうね。

全体的に苗刀の攻撃力はかなりのものがあるなあ、と感じました。

並の剣術家だとこの勢いに飲み込まれそうです。

競技に関しては一発一発の的確さとか威力では剣道のほうが上かもしれませんが、予備知識無しでいきなりこれだけの連打が来てしまうと受け切れないですかね。

ただ、競技が浸透して知ったもの同士になってくると、バックステップを使っての返し技とかカウンターとかを狙えると思うし、相打ちも多くなってくると思うんですね。そうなってくるともちろん攻める側も考えるだろうし、結局競技が成熟すれば、この動画のように突っ込んでいくようなスタイルは通じなくなって、剣道のようにスキをうかがって一発決めるようなものになっていくような気がするんですがどうでしょう。

しかし、この激しい攻撃は実戦では脅威だと思いますし、「舞うように跳び回り、前方への突進力は光が閃くよう」というさきの戚継光の記述を彷彿とさせます。

この苗刀の戦い方は、中国風にアレンジはされていますが、倭寇そして当時の武士たちの戦場での大太刀の使い方がうかがえるものなのかもなあ、と思いました。


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三国志(関羽・張飛・呂布)の武器

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「三国志」と言えば日本では様々な書籍、マンガ、ゲームなどの題材に使われ、本場中国をしのぐ人気が定着しています。

その「三国志」には一騎当千の豪傑がたくさん出てきますが、その中でもトップ3と言って良い関羽・張飛・呂布の得物について見てみたいと思います。

まず関羽の武器として有名なのが「青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)」

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形状は日本の薙刀に似てますが、刃は日本の薙刀よりも幅広で大きくなっています。 また柄の長さは刃の大きさに対してやや短め、これは主に馬上で片手での取り回しが効くようにするためです。名に「青龍」を冠するのは、刃の部分に青龍の装飾が施されている為です。





やはり、薙刀と違って穂先の部分がかなり大きいですね。

しかし関羽が使った青龍偃月刀は「冷艶鋸(れいえんきょ)」と呼ばれ八十二斤(三国志演義が成立した元末~明代では50kg弱)もの重量があったとのことで、ケタが違います。

「三国志演義」での関羽はたくさんの敵の強豪武将を秒殺で討ち取っていますが、この冷艶鋸の重さ+馬(赤兎馬)の勢いを最大限利用した一撃は鎧を着ていようが防御不可能だろうなって思います。まさに一撃必殺!

次に関羽の義弟の張飛ですが、このかたの得物は蛇矛(だぼう、じゃぼう)。

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蛇矛は長い柄を持ち、先の刃の部分が蛇のようにくねくねと曲がっている矛です。

このくねくねと曲がった刃を持つ武器は意外と他国にも多く、東南アジアの「クリス」や西洋の「フランベルジェ」などが有名です。曲がりくねってるのは、傷口を広げたり、えぐったりする効果があり、より深刻なダメージを相手に与えるためです。おそろしいですね。





「蛇矛」の動画はあまりありませんでした。あとは「張飛槍」の名でいくつかの動画はありましたが。珍しい武器なのか、本場では別の呼び名なのか?

この動画の蛇矛は若干柄が短かめなのかな、と思います。それにしてもこの曲がりくねった刃は禍々しいものを感じてしまいますね。

張飛の蛇矛はなんと一丈八尺=6m!重さの関羽、長さの張飛ですか。

馬上でそんな長さの武器を自在に操るのは並大抵ではありませんね。

そしてそんな関羽・張飛をも上回る三国志最強武将が呂布!

なんせ、関羽、張飛が同時にかかっていっても互角、そこに劉備が加わって何とか撤退させたというくらいですから。ランキング2位と3位が二人がかりでも倒せないわけですからダントツの1位ですね。

そんな呂布の得物が方天画戟(ほうてんがげき)。

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戟の横部に三日月状の「月牙」と呼ばれる刃がついています。





動画では穂先の両側に月牙がついていますが、呂布愛用のものは片刃です。

打撃、刺突ともにすぐれた武器ですね。

しかし、ここで悲しいお知らせがあります。

いままで書いてきたことは「三国志演義」という小説の話で、青龍偃月刀も蛇矛も方天画戟も三国志の時代にはまだ存在せず、ずっとあとに発明された武器なのです!ひえ~~、なんだよ!

ただ、関羽・張飛・呂布が一騎当千どころか万人に匹敵する武将だったのは事実のようで、関羽が顔良を討ち取った話や張飛が長坂の戦いでたった一人で曹操軍をストップさせた話、さらに呂布が地面に刺さった戟に矢を当て、劉備軍と袁術軍の戦を仲介した話なんかは「正史三国志」の中に出てくる話なんで、まさに超人と言えそうです!





中国ドラマ(?)の呂布vs張飛・関羽・劉備。

アクロバット三国志!!



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